第十五回天句会 2月10日〈木)
地口(ダジャレ)の部(カッコ内は得点です)
- 来た!挑戦(さん太)4P
- 痛いから目薬(のヽ字)1P
- 南降雪〈減滅渡)
- 怪しや正蔵(南朝)2P
- 積雪外れの暖かさ(南朝)
- 妄想タワー(和音)
- 下腹部の坑えぬまわしのごとし(のヽ字)4P
- 隠せえ申告(減滅渡)5P
- おべんちゃらの外人(虚生)
- 贅沢は素敵だ(初音)
- 一寸先は網タイツ(馬笑)3P
- 雨水つわり(功)
- 玄関開けたら2分でオバン(和音)6P
- 皺三重に(馬笑)5P
- 南セントレア市?美浜ったな、みんあ知多ー考えろ!(虚生)3P
- 振り込み過ぎ(呈茶)
- 練炭カー(さん太)3P
俳句部
- DMに咲き誇る梅春近し(虚生)
- 忌明けて節分参り春よ来い(紫蝶)9P
- 車からニンゲン降りる春の闇(ゝ助)
- 灯油切れ暖房器具は膝の猫(さん太)1P
- 寒気団冷たき水に母想う(減滅渡)3P
- おー寒い「お」だけ言ってシヴァリング(南朝)
- ふきのとう宇宙の熱や凝集す(馬笑)1P
- 髪染めるクロウの跡かぼたん雪〈功)1P
- 薄氷に秘めた想いの溶けぬよう(和音)
- 雪化粧蕾顔出し紅がさし(呈茶)3P
- 正座して猫には聞きたいことがある(初音)11P
- 日脚伸び赤城は遠く湯につかる(のゝ字)3P
川柳の部
- 六千万まだまだ床は大丈夫(馬笑)
- まいた豆投げ返される俗世界(虚生)4P
- 美姫ちゃんを伊藤みどりが睨んでる(南朝)4P
- 振り込むなサギに麻雀受信料(減滅渡)7P
- 腹満ちて心冷え込む一人鍋(さん太)3P
- 安いものお札団子で厄除ける(紫蝶)
- ねぐらなし金なし月に吼えてみる(ゝ助)6P
- 義理チョコで甘味添えたい夫婦仲(和音)7P
- 擦れ違う助けし猫の無愛想(のゝ字)4P
ちょっと一息
今回から川柳と俳句を分けて採点することにしました。
当日参加した皆さんの声をまとめますと・・・
「地口は今回イマイチな作品が多い」とい声が上がりました。
説明しないとわからない作品が多くて『おべんちゃらの外人』は『オペラ座の怪人』なんだって。
作者本人と家族には大ウケの作品だったそうですが、点数は入りませんでした。残念でしたね、虚生さん。
『禍福はあざなえる縄のごとし』のダジャレなんて難しくて私(呈茶)にはわからなかったわ(-_-;)意味がわかるとすごくおもしろい作品なのに、知ってる人が少なくて得点につながらなくて残念でした、のヽ字さん。
しかし毎回未知との遭遇(古い!)のおかげで日本語の勉強になります・・・。
「俳句はみんなレベルが上がって(当会比)評点するのが難しい」ということで、遅れて参加した人たちは、今回選ぶ時間が足りなくて棄権した人もいました。作るときも評点するときもみんなマジなんです。句会への熱はどんどんアップしてまだまだ留まるところを知らないようです。