第３５回天句会　平成１9年５月１７日（木）　「あんくるとむ」にて

へへへ、ﾜﾀｸｼ呈茶がポイントいただいてしまいました。
会長から◎をいただき、「女性ならではの句」とお褒めの言葉を頂戴いたしました。
八百屋さんで旬の食材を見つけるとワクワクしてしまいます。
少し前には『タラの芽』とか『フキノトウ』が私の目を引き付けました。
そして五月になってからは『蕗』でした。
蕗を買ってきてイソイソと煮ているときにふと、「子供の時は全く食べられなかった食材をいつから好きになったんだろう？」と疑問に思ったのです。
でもって、いつから好きなのか思い出せない。なんとなくあの苦味と香りと食感がいいですね。年月の流れのように自然に受け入れたのかな？
呈茶も年をとったというワケか・・・。
蕗を煮て、「あなたはいつから好き？」と、料理を作ってあげてる相手に問う・・・っていう解釈もアリです。私の願望もちょびっと入ってます。
二通りの解釈のできる奥の深い名句でした(^_^;)

紫蝶さん、先月に続き好調ですね。以前のように難しい言い回しがなくなって、我々にも理解が出来る句ですよね。
今回は「紫陽花」と「葉脈」という単語が美しく、そこから光や色が想像できたのでポイント高かったと思います。私は◎入れましたよ。

南朝さんは今月お休みされました。よって・・・叩かれた。ボコボコ。。。
「ビバルディ」が鼻に付く。」
「もうこの（名詞を並べる）パターン飽きたよ。」
「ビバルディと新茶は違和感あるよね。」
挙句の果ては、「体調不良じゃなくて作品が悪くて出席できなかったんだ」
天狗連とは恐ろしい集団である。

馬笑さんは入院中の義理のお父様（のヽ字さんのお父様）のお見舞いに行ったときに詠んだ句だと思われますが、こちらもまた物議をかもし出しました。
「点滴という個性的な言葉を使うなら【新緑】という当り前すぎる言葉を持ってこない方が良い」という会長のまともな批評に続き、点滴経験者のトムマスと三代さんの点滴談義がヒートアップし、それを沈めるかのように、
「死んじゃった朝点滴の管を抜く」というブラックなパロディーをさりげなくつぶやく紫蝶さん。
点数入らないんですけど、批評の時間がいつも長く、みんなの奇異な想像力をかき立てる。今月も馬笑さんの狙い通りでしたね。

のヽ字さんの川柳、どういうわけか男性から○をたくさんもらってます。
私も気にはなったんだけど、身にしみすぎて目をつぶりました。

ヘルさんのオバちゃんネタは盛り上がりましたねぇ。
「いるんだよーーー。こういうオバちゃん！ホント迷惑なんだから！！」と、こぶしを握り締め、一番熱く語ったのは会長でした。相当迷惑オバちゃんにうらみがあるらしい・・・。

やん泥さんの川柳はダジャレも入ってるし、字ヅラはきれいだし、ウマイですよね。まさかトムマスの作品とは、思わなかった・・・(^_^;)

和音さんの「鼻はセレブ」って「セレブ」っていうティッシュがあるんだって。
お鼻にとってもやさしい高級ティッシュだそうです。

作者	地口（だじゃれ）	ポイント
のヽ字	チンプン漢文	4ｐ
みるく	フラダンスの犬	0ｐ
虚生	そうは布団屋は干さない	1ｐ
和音	ここにあったか百円め	19ｐ
やん泥	勤続疲労	1ｐ
減滅渡	モーニンプ娘	9ｐ
さん太	子をやれん！	3ｐ
馬笑	残毛の値打ちもない	0ｐ
呈茶	待てば介護の日取りあり	0ｐ
ヽ助	アベムリヤ	1ｐ
紫蝶	国民動揺法	4ｐ
南朝	選挙金に、選挙金になって	3ｐ
三代	極貧糖尿法案	1ｐ
攻	逮捕貞淑の旅立ち	0ｐ
初音	水着ピン子	2ｐ

今月の地口は選ぶのに困りました。ダントツ和音さんの「ここにあったか百円め」って声に出して言ってみるとすごくおもしろいですよ。百円玉が足りなくてものすごく困る経験て、皆様にはありませんか？？（南朝さんとか初音さんはなさそうだな・・・）

ヘルさんの「モーニンプ（もう妊婦）娘」も『言い得て妙』ヘルさんここんとこ調子いいですよね。

南朝さんの作品は「千の風になって〜♪」のダジャレ・・・苦しい(^_^;)

馬笑さんのは「残毛は値打ちがあるよ」ということで、点が入らず・・・残念！

初音さん「水着ピン子」・・・見たくない(ーー;)

攻君は「愛と青春の旅立ち」のダジャレなんですけど、リチャード・ギアのインドでのキス抱擁事件がウラに隠されているんですよ。うーーん、奥が深い。
みんなそれが読み取れずに点が入りませんでした。わかってたら入れたのになぁ・・・。


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