第39回天句会 平成19年12月13日(木) 「VERT」にて

作者 俳句 ポイント
馬笑 大根の葉皮しっぽ飛行機雲 0p
虚生 みんな居る薄味もよし河豚雑炊 3p
のヽ字 山ひとつ越えて和尚の蕪汁 10p
呈茶 マフラーの結び目ほどの意地はあり 7p
南朝 掛け取りで中入りトリの革財布 0p
和音 裸木の星を残して風黙す 7p
さん太 煩悩をそっと凍らせ霜降りる 3p
初音 誕生日後半戦をときめきて 1p
やん泥 時雨止み街路樹の下猫あくび 1p
減滅渡 第九より千の風吹く年の暮れ 6p
ヽ助 乱丁の俺冬空へ逆上がり 5p
句会が終わって一ヶ月も経つと、当然記憶も曖昧です。

とりあえず、上のフレーズをシリーズ化しておきました。
今年こそは、句会のあった月にアップさせたいものだ・・・。

12月はいろいろと忙しいのか、紫蝶さん・虚生さん・ポスト・攻が欠席でした。紫蝶さんは「けなされるのがイヤだから作品を出すのをやめた」っとおっしゃっていました。
虚生さんは「けなされるのを覚悟で出品」と、意外?にも潔かった。
作品をけなされても話題になるってことは嬉しいことらしいです。

観音めぐりを趣味にしているのヽ字さんの句がトップです。
けなしどころのない名句ですね。

話題になったのはやん泥さんの句かなぁ・・・
「時雨が降り寒い街路樹の下で猫はあくびをしない」というのが猫好きの方たちの感想で「この句にはウソがある」と虚偽疑惑が広がったのでした。

言葉を選ぶのは難しいもので、虚生さんの「薄味もよし」三代さんの「同じ顔ぶれ」、初音さんの「後半戦」、さん太さん「凍らせ」=「霜」(かぶってる)って言葉の使い方が会長曰く「つまんない」でした。

私もまだまだ俳句と散文の違いがよくわからないでいます。
せっせとBSの「俳句王国」でも見て勉強しましょう。
(って、ここは勉強の場じゃぁないんかい?!)

作者 川柳 ポイント
3億円並べば当たると最後尾 0p
やん泥 たかじんと紳助企画の初出馬 0p
南朝 しょこたんのファンは地上波まず観ない 0p
減滅渡 認知症犬のつもりがウシだった 3p
みるく 是謝罪?子供に問われて何と言う? 0p
三代 省エネだ早寝遅起き昼寝する 6p
馬笑 頭髪に料理に偽装と子供言い 3p
虚生 大見得が不振マスゾエ厚労相 6p
呈茶 明日書く何回言える年賀状 1p
さん太 一言が足りぬ夫に多い妻 16p
和音 煩悩の数にのぼせる晦日の湯 9p
のヽ字 無視するかしないか汚れじっと見る 0p

さん太先生、今回もトップですね。川柳ってむずかしいですわ。
全然思い浮かばないものね。皆さんも毎回苦労されている様子。「時事ネタで作ると他の人と被るから」という理由で時事ネタ意外の「身の回り」シリーズで作るさん太さんですが、結婚していないのによくわかりますよね。またもや感心いたしました〜。
ちょっとおもしろかったのはさん太さんが俳句で「凍らせた煩悩」を和音さんがお風呂に入れてのぼせさせていること。暮れに数える煩悩の数を処理するのも三者三様・・・あ、二者二様なんですね。私の煩悩は「まき直し」かなぁ・・・。
作者 地口(だじゃれ) ポイント
やん泥 年寄りの鼻水 0p
和音 あらかたのホラガイ 0p
呈茶 味酒乱レストラン 0p
初音 あほう同士 4p
不服だ首相 1p
南朝 子は薬害 4p
三代 ゲロ対策特別法案 0p
減滅渡 妻の廊下?朝の畳の髪 7p
馬笑 女殺し危なく遅刻 3p
虚生 一挙手一豚足 3p
みるく 剥がれた人に貼った〜剥がれた渋谷で貼った〜 0p
さん太 人は妾に寄らぬもの 20p
のヽ字 トナカイのお待ちなせえ 2p
こちらもさん太さんの快挙ですね。おっと最近南朝さんが不調じゃないですかい?ここんとこお名前が載らないわよ。いろいろ大変なのかしらん?
のヽ字さんの作品は、実は会長が書き忘れていて会の後半で付け加えられたものなんです。おもしろいんですけど、点が入らずに(入っている2点は発表の後で寝返ったものです)←ちょっとチョンボ

会長次回は漏れなくお願いいたしますよん。

1月の句会はいつもの3種の作品の他に宿題があります。

片想い時は後ろへ後ろへと   に続く七・七の句をつけるのです。
天狗連のメンバーが「片想い」という言葉にどんな返歌をするのかとても楽しみですね。天狗連ですから何かこう・・ひねりも期待しちゃいますよね。
楽しみですねぇ・・・。

----なーーんて他人事ではないのだ呈茶、お前も頑張れ!
ということで今から頑張ります。

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