第45回天句会 平成20年5 月5日(月) 「大木屋鮨」にて

作者 俳句 ポイント
和音 深呼吸素足のベランダ薄荷糖 7p
やん泥 朝霧をぬぐいもせずに青トマト 11p
紫蝶 春憂うモディリアーニの長き首 10p
のヽ字 担ぎ手の車座となり柳陰 10p
囲い込む蒲公英のわたはたく姉 0p
南朝 しまい湯の菖蒲白髪に巻きにけり 11p
虚生 君待たず踏まれてくすむ花水木 3p
減滅渡 渋滞の家路飲み込む春霞 5p
さん太 昔日の友よみがえり空の鯉 0p
ヽ助 悪党の心優しきサングラス 2p
呈茶 五月晴れ窓辺老女の胸の内 6p
紅笛 桜去りにぎわう紅白五月かな 0p
初音 白牡丹真昼の空気止めにけり 0p
三代 三食に竹の子ニョキと顔を出し 1p
馬笑 青柿は蹉跌の訪れ昆布茶かな 1p


作者 川柳 ポイント
虚生 エコライフ学は船場吉兆なり 3p
馬笑 MOTTAINAI食べ残しは再利用 1p
うさぎ 甘い蜜吸わせた後は絞り出す 0p
南朝 四連休枯葉の中の硬い餅 2p
紫蝶 読売のナベツネ3はアホになる 1p
みるく 仲の良さ見事な偽装嫁姑 5p
減滅渡 民意とは自民の意思とみなしたり 10p
ポスト 釣り人が針入りパンに怒ってた 1p
のヽ字 危険部位忘れた頃にやってくる 9p
さん太 値札見て五月人形武者震い 22p
紅笛 反比例ガソリン上がり支持下がる 1p
呈茶 子供居て亭主も居るのか連休は 4p
森の意志持つも叶わぬおふくろさん 5p
三代 暫定税渋滞緩和に役立たず 0p
やん泥 弁護団抜けて泣くしかなかりけり 0p
和音 値上げ前スタンド回りでガス浪費 4p

作者 地口(だじゃれ) ポイント
やん泥 酒とボラの日々 4p
馬笑 あせり〜ちぢむ〜 0p
三代 静観リレー 0p
うさぎ 残業税率 0p
のヽ字 志ん朝を知らない子供たち 9p
呈茶 五つ星見知らぬレストラン 3p
紫蝶 麗しの佐分利信 3p
南朝 今日は楽しい日真夏日 0p
みるく タライだら? 4p
減滅渡 きっちょやってると思った 6p
さん太 その時溺死が動いた 29p
和音 隠し砦に三億人 1p
虚生 かっての部下とオシメをしよう 0p
紅笛 劣等ギョウザ 0p
ヽ助 喰う気嫁ねえ 6p
なんでも暫定談 2p
初音 犬神家の無花果 4p
5月は東京からのヽ字さんが踊りのお稽古のためにわざわざ豊橋まで来てくださいました。
(馬笑さんはひとりでお留守番)
ので、その記念に5月5日の祝日に句会を開きました。
さん太さんと南朝さんが欠席でしたが、月曜定休のトムマス(やん泥さん)と名古屋から紅笛ちゃんが参加してくれました。表に名前は載っていませんがつぼみさんも出席して作品にマルをつけてくれました。

いつもに増してにぎやかな句会でした。
残念ながら欠席だったけど、さん太さんの「その時溺死が動いた」スゴすぎる。
状況を想像したまま脳裏にこびりついてしまった私でした。

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