第60回天句会 平成21年12月10日(木) 「でんでん」にて
作者 | 俳句 | ポイント |
のヽ字 | 好かれたり嫌われたりして年の暮れ | 4p |
攻 | 離れ座敷痺れた足に隙間風 | 0p |
呈茶 | 作品を2分で仕上げる師走かな | 0p |
和音 | 北風のしみた上着や夜半(よば)の客 | 19p |
紫蝶 | 弾き手なきピアノの上にサンタかな | 4p |
南朝 | 濁り湯の湯気光りけり冬紅葉 | 1p |
減滅渡 | 笹鳴や峠の茶店シフォンケーキ | 4p |
さん太 | シリウスを見上げる猫の息白く | 0p |
三代 | わた虫や観光客の声高く | 2p |
ヽ助 | 寒椿恋の話と死ぬ話 | 4p |
初音 | 冬雨やパールハーバー膝の猫 | 0p |
虚生 | 老いわすれ喰らいて笑う年忘れ | 2p |
まずは、私の失敗談。
12月10日の句会をとても楽しみに待っていて、句会当日の朝、自分が作品を出していなかったことに気づく(汗)
年忘れの句会だから今月は気張って「でんでん」でやろう!ってことだったので、忘年会と勘違いしちゃっていたのだ。
今月は作品なしで出席か・・・しかしダメもとで、ちゃちゃっと言葉を並べて会長へ送る。
「いいよーーーみんな遅いから」と会長。なんとか私の句(というものではないけど)を載せてくれました。
毎月ギリで提出する虚生さん、私よりも前に送ったであろう作品が載っていない。FAXを流したけど届いていなかったらしく、当日会場で付け加えました。(よってみんなは虚生さんの作品とわかった上で点をつける)
「あれ?今月東京の馬笑さんの作品がなかったですね。どうしたんですか?」句会の終盤で皆が不思議がる。
また見落としたかと焦る会長。念のため東京へ電話すると「出したよ」とのこと・・・が、しばらくして「出したつもりになっていた」と訂正した馬笑さん。
そして会長、今月の作品は以前出した俳句ですよ。そしてその作品に○をつける初音さんと和音さん・・・。
師走って忙しいですから(^_^;)
こんな句会ですけど、どうかみなさんお互いいたわりあってやっていきましょうね。
あ、和音さんトップ獲得おめでとうございます。
なんだか付け足しのようになっていまったけど、全体的にドタバタした句会でしたよね。
食べるスピードと飲むペースがやたら速かった。
そんな中でしっとりした作品は光っていましたよね。
夜遅くにお店に入ってくるお客さんの様子ですね。
いつもながら言葉の使い方がきれいなので感心しています。◎入れちゃいました。
作者 | 川柳 | ポイント |
三代 | 忘年会払った憂さを持ち帰り | 2p |
みるく | 兄弟でママから小遣いハッとおやまぁ | 0p |
のヽ字 | 下町が腰を伸ばすやスカイツリー | 3p |
初音 | 母鳩は兄弟鳩を同愛し | 0p |
さん太 | 激闘をカメラ好機で中継す | 1p |
紫蝶 | 蓮舫の「昔は水着で出ています」 | 4p |
減滅渡 | 鳩の首右に左に振ってんま | 6p |
呈茶 | 今日句会やばい作品出してない | 1p |
攻 | 使用済返品お客得商法 | 0p |
南朝 | ばばシャツがユニクロマークでお洒落着に | 4p |
和音 | 家あればこその巣ごもり引きこもり | 11p |
虚生 | タイガーの虎の子狙う女豹たち | 6p |
今月の川柳はイマイチだったなーーと出席者たちの声。ブラックな作品がないのでちょっと不満そう。
そんな中、和音さんの作品は秀逸ですね。引きこもりの人たちに聞かせてあげたい。
作者 地口(だじゃれ) ポイント みるく 事業シバけ作業 1p 南朝 川柳の木曜日 4p 紫蝶 白いビアンコ 1p 攻 鵜寒鰤 1p 和音 当たらんかったサーモン 0p のヽ字 カサブランカ檀れい 8p 減滅渡 押尾学ばずミソが付く 0p 初音 鳩亀合戦 0p 三代 ボジョレー乳房 0p さん太 心ない、脂肪中傷 20p 虚生 ポッポッポ鳩ポッポ、ママがあげるぞ9億円 4p
地口も盛り上がりに欠けたのですが、さん太さんが◎をほとんど集めました。
さすが先生、ダジャレは毎回手堅いですね。このところお忙しくて欠席続きですけど得点はしっかり入っています。
しかし長く欠席し続けているとみんなからあらぬ事ばかり言われちゃいますからたまにはお顔を出してくださいね。